さかつくの雑記

感想記事は途中からネタバレ入ります

Magical Charming!(マジチャ) 感想

Lump of SugarのMagical Charming!をやり終えたのでその感想をば。


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(画像は公式HPより)



Lamp of Sugarの作品は学王に続き2作目です。この会社って微妙なゲーム性入れてきますよね。学王のタイミング良くクリックするギミックなんて、判定緩すぎて何がしたいのか全く分かりませんでした。ただ今回のは謎なだけで終わらなかったりもします。


さて、Magical Charming!(以下マジチャ)についてですが、先に言っておくと非常に良作でした。

ヒロインは可愛いし、トゥルーのストーリーも良かったし、選択肢遊びも豊富で個人的にかなり響きました。あとヒロインが可愛い。イラストレーターは梱枝りこさんです。
いや本当にキャラが可愛いんですよ。久しくエロゲから離れており萌え耐性を失っていた僕は、奇声を発しながらプレイしてました(1人暮らししたい)

選択肢が多いのも個人的にポイント高いですね。最近はキャラ分岐だけ選ぶパターンの作品が増えてるイメージです。ネタ選択肢って尊くない?



あらすじを簡単にまとめると、
「気がついたら魔法学院に魔法を使える唯一の男子として連れてこられちゃった!」って感じです。ラノベで良く見る展開ですね。
違うといえば、「魔法は制御が困難で危険なものという認識」「魔法はいずれ個人から消え、使えなくなること」

主人公は男なのに魔法が使えるという異常性からヒロインに拉致られ、魔法が使えないようにするための日々が始まります。
主人公が最強だったり無双したりはありません。そもそもガンガンバトルするような作品でもないのでね。あくまでファンタジーな学園ものです。

ちなみに体験版はストーリーが違い、トゥルーに関連しているので必須ではないけどやってみたらいいと思います。


あらすじ終了!
ここからがっつりネタバレ書くので、苦手な方はUターンして密林のレビューでも見ればいいんじゃないですかね。
ちなみにストーリーを順に追っていきながら...なんて親切なことは一切しません。書きたいことだけ書きます、だって感想だし。


以下、ネタバレあり。



マジチャのシナリオ構成としては、
・メインシナリオは各キャラと付き合うまで
・クリア後の後日談でHシーンなどいちゃラブ
・上記2つでクロノカードを集めた後トゥルー√
こんなあたりでした。

メインシナリオは完全にヒロイン可愛いぃぃぃ!!ってやってるだけでした、後日談もしかり。
全キャラこの構成にしたのって結構思いきったなって印象です。


最初にオリエッタ√を進め、ギャグが多かったのでこれは期待できるぞと思ったら他の3人はそんなことなかったですね。ライター違うんですか?
ギャグが多い作品でシリアスばっちり決められると完全に惚れますからね。Key作品とかグリザイアシリーズとかはそんなイメージ。


とはいえ選択肢遊びが多くてネタエンドもいっぱいあったので満足できました。

選択肢といえばどきどきゲージについてなんですけど、クロノカードの選択の正誤を教えてくれるだけのシステムでしたね。試しにゲージ0のまま進めたんですけど、最後の選択肢でいきなりマックスになりましたとも。チクショウ!分からないのがヒロインの好感度を表してると思ったら、寝てる諷歌のおっぱいを気づかれずに揉んだらゲージ上がったんですよね。だから律の好感度表してる説もなきにしも。こんな細かいこと気にしてる時点で敗北なんでしょうけど。



さて、オリエッタ√で驚いたのは恋人練習でのキスシーンで唇にキスをするとバッドエンドに直行するとこですかね。あの場で告白すれば良かったのではないかとも思いますが、そこは段取リズムが許さないのでしょう。

段取リズムといえば、OP映像のまずは友達から~のやつってこのことだったんですね。
曲は発売当初から知っており映像も見ていたんですが、普通に恋愛ものだから費用ケチって載せてるんだな思ってました。


脱線してしまいました。オリエッタ√の告白シーンについてです。
主人公と付き合うことで離ればなれになると知ったオリエッタは、律を振り、そして酷く後悔することとなります。その後オリエッタは無意識に「輪廻転生」を使用。過去に戻ることで振った事実を取り消そうとしました。

オリエッタが無意識に使用しているっていうのは驚きでしたね。プレイしながらてっきり、
「律と付き合えないのならば、この1日を何度でも繰り返しどっちつかずの関係を永遠に続けようとする」のかと思っていました。こうゆう救われないような感じ大好きなんですよね。
主人公が矛盾に気付きヒロインを諭して晴れて結ばれるまでがセットだったりします。


諷歌と姫百合√で書くこと............可愛い!


秋音√なんですが、男装時の私服めっちゃ可愛くないですか?ネタエンドに進まないとこれ見れないというのはもったいない気がしますね。女子制服に至っては胸元に鈴ついてるし...。

√はオリエッタなんですが、秋音で良いなって思ったのは告白の練習相手になったときですね。
秋音はいきなりリツアンドトキとか言い出して漫才を始めます。律が自然体でいけるようにという背中の押し方なんですが、同時に自分が選ばれなかった悔しさみたいなものが滲み出ているような気がしました。
律に会うためだけに日常生活と乖離した空間に男装してまで飛び込んでくる秋音の感情はいかほどでしょうか。律はこのことをわりと軽視しているような印象を持ちました。

主人公のことを深く理解している幼馴染キャラっていいですよね。主人公も同じぐらい理解しとけっていつも思うんですが。妹キャラについても然り。私は妹キャラが好きなので別記事で妹キャラについて書こうと思ってます。いつになるかなぁ。



ずーっといちゃラブな雰囲気でやってきましたが、トゥルー√ではうってかわってシリアスに入ります。

ここにきてマジチャはゲーム性、緊迫感が増します。ドキドキゲージをライフに見立てたバトルの発生など。授業で扱っていた内容を踏まえたゲームを行うとかいうまさかの伏線回収でした。ネタキャラでしかなかったファミリア3人組がカッコいいったらなんの。

シャロン戦は精霊を使った相性当てゲーム。最初サラマンダーしかもってなかった私は敢えなく散りました。四大属性のうち3つぐらい持ってれば勝てるのかな。
ランドルフ戦はクロノカードを使ったしりとり。魔法の名前なんて知らねーよ!途中から連想ゲームでした。
メアリー戦が一番理不尽でしたね。メアリーの攻撃と同じ威力になるように複数のクロノカードを選択するゲーム。レアリティと属性のかけ算でカードの威力を算出するのは良いんですけど、メアリーの出した攻撃の数値がわからないとかいうセーブ&ロード必須のゲームでした。ってかメアリー殺したらゲームオーバーになるロジックがまるで分からないんですが。

この3人を倒したあとの会話がズルいですね、特にメアリーがズルい。普段から先生らしくもないのにこんなときだけ先生面するギャップが堪らないですね。


3人のファミリアを下すとイスタリカとの再会。オリエッタよりイスタリカの方が可愛いのでは...???気のせいということにしておこう。
ただ、最終的に両方と恋人になるなんてことにならなかったのは良かった。たまにやってくるゲームあるの勘弁して欲しい。


泉が歴史を食べる。魔力源としてオリエッタを飲み込もうとする泉に対して、循環している中で得たオリエッタとの記憶をくべる。クライマックスに当たる部分でしたが、このシーンはとても良かったですね。クロノカードを消費していくことからも魔法との決別といった意味合いにも取れます。
クロノカードをこう使ったのはライターが上手いと思います。記憶が一番強い魔力源と授業で触れていたのも納得。



ネタエンドは結構面白かったです。生徒会長になり学園の王として降臨するハーレムエンド、猫に変身して戻れなくなるエンド、お茶漬けと結婚するエンドなどなど。

中でも秀逸なのが誰とも付き合えなかったぼっちエンド。びっくりする程の力の入れようで専用のED曲が用意されています。
タイトルは「無慈悲なレクイエム~I'm engulfed in sorrow~」 副題は、悲しみに飲み込まれてといったところでしょう。ジャネット先生の中の人が歌ってるのが悲しいですね。萌木原ふみたけさんは何をしているのだろう......。
これは必聴だと思うのでようつべのリンク置いときます。
www.youtube.com



こんなところですかね。ほかにも書きたいことはありますが、既にまとまりがなくなってきているでやめておきます。
冗長な文ですがここまで読んでいただきありがとうございました。