さかつくの雑記

感想記事は途中からネタバレ入ります

キミへ贈る、ソラの花(キミソラ) 感想

 モチベーションの維持が大変な人、さかつくです。

 

Cabbitのキミヘ贈る、ソラの花(以下、キミソラ)をプレイしたのでその感想をかいていきます。

キミソラの感想としては微妙でした。

幽霊が出てくる話なのでテーマが自然と「別れ」になるわけですが、別れがテーマの作品はまぁハードルが上がります。

ループものに次いでハードルが高いです。別れるシーンは感動しやすいですからね。身構えてしまうわけです。

つまり、そのハードルを越えなかったということですね。キャラが可愛いゲームと割り切っても良いかもしれない。

あくまで僕個人の感想なので、気になるのであれば是非プレイしてください。

 

気を取り直して続きに行きます。 

 

キミソラは人間と幽霊が共存する話です。霊感を持つ主人公が幽霊の少女に招待され、霊感を持つ人間が集まる新設校に入学することになり、そこで幽霊と一緒に学園生活をしていきます。

幽霊は基本的に悪霊が多いのですが、学園には安定した良い幽霊が集められています。人間と同じように話して笑う幽霊を、主人公は普通の友人として受け入れていくことになります。

しかし、その本質はやはり違うもの。そこにどう向き合っていくのかがこの話の肝になるところです。

 

キャラ紹介を簡単に。

  • 中條柊哉 主人公 霊感以外個性のない男子 霊感を持っている意味を知りたい。
  • 東瀬まつり メインヒロイン 上記画像の中央の子 元気な幽霊。
  • 西園奏菜 上記画像の右 元気で面倒見の良い子 ほわほわ系。
  • 南須原雛菊 上記画像の左 霊感少女やモデルとして有名 幽霊が嫌い クーデレ。
  • 中條杏 真のメインヒロイン 義妹 霊感なし 兄の入学に際して近くの学校に編入する可愛い義妹 あと可愛い。
  • 北尾雪花 人見知り激しい幽霊 グループワークがあると逃げ出す。

 

 

 

 

さて、ネタバレに入っていきます。

真面目に感想書いていたのですが、書いてたことが誤操作で吹っ飛んでしまってやる気がなくなったので、推敲も何もしてないあらすじを貼り付けて終わりにします。

 

 

以下、ネタバレ。

 

 

・文章がキモイ ……多用しすぎ。

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・柊哉かっこよくない、幽霊でも隔てなく接する系柊哉

 

・日付演出のイントロが過剰でうざい やるならせめて日付で通してほしい 「数日後」とかやるのはさすがに舐めてる

 

・badの√分岐多くていいね

 

・CG含めて全キャラed共通

 

・キャラデザ多い

 

・分岐はしっかりしてる印象。柊哉の行動で変わってる。

 

 

・雪花

引っ込み思案な幽霊の女の子
誰とも話たがらずグループワークになると逃げ出す
柊哉が声をかけたらころっといきます。雪花に話しかける選択肢1つで√分岐。ちなみに分岐後雛菊の選択肢をとると雛菊bad。
みんなとも仲良くなろうと決めますが、おみくじで対人関係に難ありと出る。
幽霊は思い込むと止まらない設定であったように、ヤンデレ化がスタート
周りを拒絶し、柊哉と2人だけでいることを望む。
周りの声に限界になった雪花は柊哉を心象世界に引きずり込む
そこは過去苛められてた雪花の記憶を写した世界、過去とは違い柊哉だけが味方として存在します。
そして本来なら雪花が自殺するはずだった場面で、柊哉が世界の異変に気付くか否かで分岐。
badは2人だけの世界に生き続ける
trueは柊哉の説得で雪花が自分の過ちに気付きみんなと仲良くなり、成仏するend

幽霊ヒロインはまぁ最後満足して消えるよねって感じでしたね。いじめがテーマのものは誇大表現が過ぎるように思うのでそんなに好きじゃないですね

 


・杏
可愛い義妹 小さいころからずっと好きだったパターン。柊哉が学園に入学することになり慌てて近くの学校に転入する行動力の化身。

√確定後は毎日家にきてお茶入れてご飯作って洗い物して帰っていく、兄貴もなんかしろよ…なんて思ってたら兄がお茶いれたら私いらない子ですか?なんて言ってくる始末。つまりダメ人間製造機。
下着が入れ換えられてることに気づいても特に何も言ってこないあたりやばい、その後特に触れなかったな...

 

柊哉が霊感のことを周りに話すことかできない理由が明かされる話でした。小さい頃杏にだけ幽霊のことを教えて、3人で仲良くしていたが、その幽霊が原因の事故にあったことで杏から幽霊を否定される。それで柊哉は誰にも分かってもらえないと思い込むようになった。
杏は事故を機に兄のことを守ると決意、しっかりものになろうとして呼び方や口調を改めました。兄は実際以上にしっかりしてると勘違いしているので、杏の面倒をそんなにみないものあります。
よくあるパターンですね、ただ、しっかりしたことで世渡りが上手くいってることを兄に感謝する理論が謎


そんなわけで敬語キャラです。やめてくれ...付き合ったあとも言及があったのに変わりません...何故だ...柊哉が兄さんじゃなくて名前呼びしろとかいったのはまじないわー。ただ結局兄さんで通しました。そこは作り手のこだわりを感じる。感情が高ぶるとお兄ちゃんに変わる系妹。可愛い。

ちなみに兄妹で恋愛なんてみたいな会話一切なかったですね。

わりかしメイン√の1角なのではなかろうか。柊哉の過去に触れてるのこの√だけだし。

ちなみにbadがないのは杏だけ。つまり正妻。

 

パジャマがあざとい

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好きなシーン

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・雛菊
霊感少女としてメディアにも注目されている女の子、霊が嫌いと宣言しているクーデレで他人を寄せ付けない様に振る舞うがその裏で霊の話を聞いて成仏させている。あと押しに弱い。
私服のセンスが良い感じ

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霊が見えることで家族からも疎まれて育ってきた。霊が見える女なんて嫁ぎに行けばいいと思われているらしく、自分の価値を確立するためにテレビに出るようになった。

柊哉の果敢なアタックで、学園のみんなが自分とそう変わらないと、特別ではないと理解し柔らかくなっていく。そしてクーデレからツンデレジョブチェンジ

 

badでは雪花に柊哉を取られたのは、幸せに生活できなかったのは自分のせいだと殺されかけ、護符で無理やり消したこと傷つき学園から去る。
僕はどうしたら良かったんだろう...じゃねーよ!ちなみにその答えは雪花に話しかけないこと。つまるところ雛菊の忠告を受け入れてた場合ということになるけども、クソみたいな柊哉だな。

goodはみんなと打ち解けたところで、霊に捕まりみんなからの悪口を幻聴として見せられる。今までは壁を作っていたので平気だった嘲笑に耐えられない雛菊。そこに柊哉が現れ...あとはもうお察しの通り。


初回hシーンで痛くて拒否るのは中々珍しいな
そのあとはイチャラブ、強気なキャラが好きなら良い感じですね
悪い霊だけじゃないと思うようになった雛菊さんは将来のことを口にします。悪い霊を祓えるように知識を蓄えたい。そして柊哉にもついてきてくれるかと。
そうして2人は浄霊師になって各地を飛び回るようになり終了。

雛菊さん可愛かったね

 

 

・奏菜
花鎮めの祭りの実行委員として一緒に頑張る、文化祭みをようやく回収
その後幽霊のかすみが理性を失う。奏菜を殺そうとしたところをまつりが消滅させる。
かすみのことが好きだったのに怯えてしまったこと、まつりがかすみを消してしまったこと、やっぱり良い幽霊も悪霊になりうること、何かできたのではないかという後悔から奏菜は落ち込んでしまう。
GWで帰らなかった奏菜を心配し、柊哉も残り奏菜を家に招待し同棲スタート。ずいぶん思いきったなお前。

奏菜はいつだって人前で元気に振る舞っていたし、いつだって責任感を持っていた。家族の前ですらしっかりとした姉としてずって期待に応えてきた。
柊哉の家でもそうあろうとした奏菜に、自分で抱え込まなくて良いと、無理しなくて良いと説得。

かすみについてもゆっくり向き合っていくと決心します
しかしある日おばあちゃんが死んでしまう。かすみについで大事な人が去ってしまう。霊なんていくらでもいるのに大事な人にだけは会えない。学園に入って、強い霊力をもった霊に合ってもしかしたらと期待していたが、それも消えてしまったのだ。そしたらもうどうしたらいいのか分からなくなってしまった。誰かが居なくなることで自分が傷つくのが怖い。だから誰とも仲良くできなくなってしまった。自分の過去の行いを省みてもどうすればよかったのかも分からない。別れが多いこの学園から去るべきか柊哉と一緒にいるべきかどうかも決められない。そして、もう何も自分で決められなくなってしまった。

 

柊哉が奏菜の道を決めるとbad。何とも向き合わず、考えないようになる。そしてある日姿を消してend
向き合わせるとgood。別れが辛いなら誰も大事に思わなければいいだけ。でもそれは奏菜にはできないでしょうと。そんな奏菜が好きなのだと。
しばらくは幽霊とは仲良くできない奏菜だったが、まつりが奏菜への思いを伝えることで仲直り。元気になったのでした。

蘭子さんの話しを聞いて、幽霊になれたのは幸せなこと。1度死んだのにまた別れを惜しんで貰えるのは幸せなこと。だから誰かと別れることになっても出会わなければ良いとだけは思わないようにといわれ、みんなの居場所になれるようにと決心をした

 

 


・まつり
祭りはふらふら手伝ったりしただけ。幽霊でも人の役に立てること、何かを残せることを喜んでいた
まつりがきりのを消したあと、柊哉はまつりの名を呼ぶ。(奏菜√ではここで奏菜を呼ぶ)そのことで奏菜はまつりの悲しい顔に気付き、自分だけが悲しいのではないと気付き、落ち込み回避。

対してまつりが落ち込むわけだが、幽霊である自分がここに留まることに言い訳を自問自答する。消したのは仕方なかった。悪い行いをしていない幽霊ならここにいても良いと。そうして桐野を消してしまったことを誤魔化して笑おうとした。
柊哉にここにいて欲しいと説得され、元気になる

 

かくしてまつりと付き合うわけですが、幽霊と人間が付き合っていくことをみんなに色々言われるのは覚悟の上。以前、一樹にも釘を刺されていた。幽霊との距離感について。報告したら一樹は覚悟を察して引いたけど、そうじゃないだろぉぉ親友キャラの見せ場だろぉぉぉ。

でも実際は2人でいることには無理があって。2人でいると外では話すことができない。柊哉が外に連れ出して無理に話しかける。周りからは気味悪がられて、知らない人にどう思われてもいいと柊哉は言うけれどまつりは納得できない。柊哉はまつりを普通の人間のように扱おうとするけどまつりはそれを受け入れられない。そして柊哉はきもい。

 

まつりは今まで、幽霊も人間も別になんだって良いと思ってた。死んでしまったけどチャンスが与えられたのだと。でもそうじゃなかった
ある日雛菊が幽霊に連れ去られ、体だけが残された。体を動かすことも必要と言われ、まつりが雛菊の体に入ることになった。そうしてまつりは生きていたころの感覚思い出してしまう。同時に自分が生きていないことを。普通の女の子になって恋愛をしたい。だから体が欲しい。

その異変を先生に伝えないとbad。雛菊の体から出ることを拒んだまつりは消えてしまう。柊哉も倒れてしまい、起きた頃には霊感はなくなってしまった。そうして後悔を抱えたまま杏と地元に帰ることになりend。

まつりの異変を先生に伝えるとgood。
体に入れなかったまつりは由梨の助言で1人で抱え込まないことを選択。
奏菜にも励まされ体の誘惑をたちきる。
それから頭に残る由梨の記憶を紐解いていく過程で、生前病院にいた頃のことを思い出していく。
そして2はキスをして記憶を共有する。もう意味がわからない。実際はあかりが見せた幻覚の世界。

 

生前のあかりは入院していて、生きたいという想いも死への恐怖もあまり強く持っていなかった。いつもそばにいてくれた由梨のように霊になりたいとも思わなくて、退屈に日々を過ごしていた。ある日幼少期の柊哉が部屋に駆け込んでくる。看護婦さんから逃げだしてたまたま部屋に来た柊哉は度々あかりの病室を訪ねるようになる。そして入院している柊哉のおじいちゃんの容態を病気の意味も理解しないまま、逐一報告することになる。そうしてあかりは見ないようにしてきた他の人の死を実感してしまう。

 

死に近づいていくことで、恐怖が増してくると同時に、少しでも何かを残したいと思うようになった。だから柊哉に何かを残せないかと色々な話をするようになる。しかし、柊哉の祖父が死に、もうここにくることはないと告げられる。幼少の柊哉は死というものをあまり理解していない。だから全然悲しんでいないようにけろっとしている。そんな様子はまつりは耐えられなくなった。由梨に止められたものの、自分もこれから死ぬんだと柊哉に叫び散らそうともした。死んでいく自分がなんてちっぽけなんだろうと。

 

まつりの容態が悪くなるに従ってお見舞いが増える。今まで一緒にいれくれなかったのに今になって見舞いにくることが許せなくて卑屈になっていき、ずっと側にいてくれていた由梨にも辛く当たってしまう。由梨は自分が長く一緒にいたことが悪いと姿を消し、まつりの容態は悪化の一途を辿る。

 

まつりは柊哉に何かを残そうとしたのではなくて、自分の死を悲しんで欲しかっただけだと気付いた。柊哉のためだと言いつつ自分の都合しか考えていなかった。そして死ぬ間際、柊哉に謝りたいと願う。自分が幽霊になって、同い年で、柊哉に霊を見る力があったなら。そうしたら柊哉に会いたいと。
そうして柊哉はまつりの力を受けとることになった。


現実に戻ってきた柊哉は、まつりに力をくれたことを感謝する。散々振り回されてきた力だけど2人を引き合わせてくれたものだからと。そして質問をされる。まつりが死んだことを悲しんでいるかと。

悲しむとbad というかノーマルか? 生前寂しいと思われたかったまつりは満たされる。自分の死をやっと受け入れることができ、消えることを選ぶ。
人はみんな死んでいく、じゃあ死んで欲しくないときは? それは、その時は、その想いだけ、伝えてあげたらいい。
悲しんで、それを胸に刻んで生きていく。幸せであれるように。この世界に何かを、残していけるように。

悲しまないとgood。2人で生きていくことを選択する。僕にしか見えないソラの花を君に贈る。

 

ソラの花ってなんですか?霊の見える力なんですか?幸せ的なサムシングですか?よくわからないんですが。

 

 

・おまけシナリオ(由梨)
由梨がまつりのこと好きIF
こうゆう遊び心は好き

 

 

・グランドエンディング
すみれさんの話
学園創出にまつわる話
霊感を持っていることで気味悪がられていたが、母だけは味方でいてくれた。しかしその母も事故で死んでしまった。
一人になったスミレは自立して霊感を生かして働く道を選んだ。しかし知識もないスミレは修行をしようと思い、その決心をつけるために昔住んでいた家に帰ってきた。そこには母の、蘭子さんの姿が。蘭子さんは幽霊になり家族のことを忘れていた。しかし、思い出してしまえば蘭子さんは消えてしまうかと思い、親子であることを隠し一緒に生活することを選ぶ。それが親孝行で自分の望みだから。
母のような幽霊が集まってみんなで生活できたらいいと思い立ちいろいろな人を訪ね、学園創立にもこぎつけた。そして蘭子さんを理事長に、自分は一介の教師として働くことになった。
ある日蘭子は思いだしてしまう。蘭子の未練は娘が心配だったこと。すみれは立派に育ち、元気な姿を見せてくれている。このまま自分の面倒を見ていてはスミレが自由になれないと、別れを告げ、消えようとする。がスミレの懇願とまつりの助言でとどまることを決める。
そんな気分で残れるもんなんですか????????
良い話だけどね。

 

ソラの花とは、幽霊にも、いなくなってしまった人にも思いを届かせるためのものといのがグランドエンドの最後の最後に明らかになりました。

 

終わりに

てきとーでごめんなさいでした!!!

1度終わりそうなとこまで来てたんです。

吹っ飛んだ分を再現しようとすると、あと1週間はこの記事書けないなと思ったので苦肉策なのです。

今後は頑張る所存です。それでは。