未来ラジオと人工鳩 感想
マスコットキャラが好きな人、さかつくです。
Laplacianの未来ラジオと人工鳩（以下、未来ラジオ）をプレイしたので感想を書いていきます。
未来ラジオはLaplacianの３作品目のゲームです。
今まで全裸で注目を集めていた会社がついに服を着たそうです。もちろん比喩ですよ。
Laplacianのゲームは初プレイですが、公式のコラムで全裸がどうのと語っているのがツボにはまり購入に踏み切りました。思わず笑ったので見て欲しいです（下記、リンク）。
http://laplacian.jp/radio/column_detail.php?id=122
服を着たとわざわざ宣言するだけあって設定が良く、良作でした。
ギャグも多く、畳みかけるような下ネタに見舞われます。
ねっ、すごいでしょ。これがヒロインの腰付近に身につけられているわけです。
評判通り公式が狂っています。
世界観はいたって真面目なので安心してください。
舞台は2061年の日本です。他の近未来作品とは違い技術の進歩はそこまで起きていません。
その理由は電波食いという電波障害のせいで通信機能が軒並み使用できなくなったからです。そのため近未来なのにメールどころか電話すらできません。
電波食いを起こしているのは人口鳩であり、その人工鳩は空を覆っています。
主人公のソラは電波の傍受されないラジオを作り、世界から「空と繋がりを取り戻す」ために行動をします。
攻略順は、
水雪→秋奈→椿姫→かぐや
が良いと思います。徐々に謎が解けていくので異論の余地はないと思います。
説明はこのあたりにしてネタバレに入っていこうと思います。
今回は分量少な目でいこうと思います。いつも時間かかり過ぎてブログ書くの億劫になってきているので。
以下、ネタバレ。
・共通√
個人的には共通√が一番好きですね。
ギャグとシリアスとダブルパンチが効きまくってました。
ソラが死ぬニュースの不穏な感じや、俺たちで本当に世界が変えられるかもしれないという予感がたまりません。
ギャグとシリアスのギャップという意味では、共通√では水雪が輝いてました。ギャグ担当でいながら、勘の鋭さや兄の想う気持ちが見え隠れします。
自分が死ぬというニュースを隠していたソラに対しての発言です。
いつのまにか妹が想像以上に大人になっていたと感じるシーンでもあります。
それに対しソラは
（画像は連続してませんがご了承を。４文しか表示されなくてやりづらいです）
自分の死のニュースは水雪から笑顔を奪うと考えた上で隠してたわけですね。
つながりを求めるソラの姿勢も良いですね。
そしてそれは少なくとも秋奈に対しては実を結んでいたことも分かります。
そしてもちろんギャグもぶっこまれます。
閑話休題。この言葉を使う日がくるとは
かぐやが示唆していた人工鳩を止める方法はかぐやが死ぬというものでした。
知ってた。
もう少し捻ってもよかった気がしますね。
人工鳩が電波食いを始めたのは、人工鳩のネットワークをかぐやの補助脳として利用するため。そのためには外部からの情報を受け取らないことが必要だったため、葉月伊邪那美は電波を文字通り「食い止める」ことにしました。
ソラは自分の命よりもかぐやの命を優先させようとしますが、昊が落下してしまえば結局人工鳩の減少によりかぐやは生きていられないことが分かります。
この感傷は痺れましたね。どうせあるんだろとか言ってはいけない。
余談ですが、結局ソラが死んだというラジオは作中で流しませんでしたね。
設定的に何も問題はありませんが、意外の一言につきます。
・水雪√
まぁこんな感じ。
水雪可愛いですね。
そしてED。
「ちんちんじゃねーし！ちゃんこんくんだし！！」
今年の流行語はこれですね、間違いない。
・秋奈√
秋奈からあふれるえっちなオーラ良き
秋奈√では、音で人間を操れること（情報を付与できること）と、飛行機の墜落事故の生存者がソラじゃなかったことがわかりました。
秋奈のお父さんは事故の後遺症で記憶を保つことができなくなり、音によって管理されながら同じ１日を繰り返しています。
ソラはこの装置に手を加えるわけですが…そんなことして大丈夫なの？バグとか起こらない？という気持ちが止まらず全然感動できませんでした。
事故の生存者がソラじゃないのは良かったですね。徐々に秘密が明かされていきます。
声の戻るタイミングなどもあり、ソラの正体に目処がつきます。
・椿姫√
かぐや√に繋がる唯一の√。
１分間の音によって過去に情報を伝える、いいですね。未来ラジオならではの手法です。こうゆうの大好きです。
椿姫の年齢は29歳です。良いところ突いてきましたね。許せませんよ全く。大人の女性最高です。
ソラが自らの正体に気付き、電波食いを止めるために自殺しようとしたシーン。
いいじゃないですか。ええ、ええ。
・かぐや√
未来ラジオのトゥルーにあたります。
個人的にはあまり好きじゃないです。
理由は２点。
１つめは、主人公が死を覚悟したときみんなに思いっきり背を向けたままなことですね。
止められるのは承知の上で思いを仲間にぶつけて欲しかったところです。トゥルー√ですからね、妥協されたくないポイントです。
２つ目はかぐやがソラを犠牲にする選択をあっさりしたことです。
世界の暖かさを知り、生に執着するのは良いんですがもうちょっと悩めなかったのでしょうか。
正直なところ、かぐやが嘘をついていて、カプセルにはかぐやが入る展開を予想してました。
そんなわけでトゥルーはあんまり響いてきませんでした。
ソラがかぐやの意識に入ったことについて、水雪たちが戸惑いながらも受け入れているのにも違和感しか感じなかったです。
・つよくてニューゲーム
おまけ要素ですね。
おなりくんと超次元セックスしたあと、かぐや√の後日談が見られます。
ん？つよくてニューゲームとは？？？
後日談もえっちするだけでしたね。
・終わりに
後半文句しか言ってなかった気がしますが、全体的には満足しています。
設定は好みだし、かなり笑わせてもらいました。
それではこんなところで。
チャバッ☆
