さかつくの雑記

感想記事は途中からネタバレ入ります

曲紹介「アルカテイル/鈴木このみ」

damの映像には愛があるなと思う人、さかつくです。
 
 
今回は曲を紹介します。鈴木このみさんのアルカテイルです。
この曲はキャッチーであり深みもあるとかいう名曲です。
 
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この画像尊すぎまじ無理
 
Summer Pockets(以下、サマポケ)のオープニングで、内容にちなんだ歌詞なので内容に触れながら紹介していきます。
 
そのためネタバレ要素を多分に含みます。
重大なネタバレを含む...というよりネタバレそのものなので、プレイ予定の方はお気をつけください。
 
 
さて、前置きは終わりにして内容に入っていきます。
 
以下、ネタバレ注意
 
目次

タイトルの意味(前半)

「アルカテイル」の意味についてですが、単純に捉えれば「ALKAの物語」でしょう。
ALKAというのはご存知の通りうみちゃんに焦点を当てたストーリーのことです。言うなればうみ√というところですね。
 
では「ALKA」の意味は何かと言われると難しくなります。この単語については作中でも言及されませんでしたしね。
 
BGMに「Twinkle of Alcor」という楽曲があります。
これはうみちゃんの楽曲なので、AlcorとALKAでスペルは違えど無関係とは思えません。
 
Alcorとはおおぐま座にある星のことで、地方によっては「寿命星」と呼ばれるそうです。この星が見えなくなると年内に死ぬと言い伝えられてるそうです。
これの解釈については後述します。
 
ALKAの意味の解釈だけ見たいよって方は「タイトルの意味(後半)」を読んでください。
 
 

イントロ

ピアノソロから入り、その静けさが破れてメロディが続く、そんな始まり方です。
爽やかな印象を受けますね。始まる夏休みへの期待や、何かが起こる予感。そんなところでしょうか。
 
 

1番

『伝える言葉は決めていたはずなのに
変わることのない景色に目をそらしてた
小さな勇気が欲しくてうつむいた
白い眩しさだけに焦がれてた』
 
 
伝える言葉というのは、「未来からおかーさんに会いに来た」こと、そして「家族で楽しい夏休みを過ごしたい」ことでしょう。
臆病なうみちゃんは、島モンファイトをしている、おかーさん役として来たしろはと対面したときも「こ...ぴ?」と固まってしまいます。それはしろはも同様ですけどね。
 
 
『夏を書き綴るノートの終わりが近づいてくる
やがて訪れる日には せめて笑顔のままで
手を振りたくて』
 
 
Bメロから弾むようなリズムになっていきます。
夏休みの楽しさを表しているのもあると思いますが、それ以上に、時間を刻んでいるといった印象が強いです。
楽しい時間も必ず終わってしまう、でも終わるからこその夏休みだというのはサマポケ通してのテーマであると思います。
 
 
『歩き続ける事でしか届かないものがあるよ
今も温かな手のぬくもりを探し続けている
いくつもの優しさを繋いでも辿り着けないから
今も何度でもボクは夏の面影の中 繰り返すよ』
 
 
爽快感のあるサビです。OP映像では、探し続けてるのあたりで羽依里としろはのツーショット写真が映ります。もうこのツーショットに違和感しかありません。
詳しくは3番で紹介します。
 
 

2番

『静寂をさまよう一辺の幼子は
つかの間のゆりかごの中 目を閉じていた
夢から目覚めるその時がくるまで
白い眩しさに包まれている』
 
 
ここの歌詞が、√始めの語り(影法師さんの話)の部分を指しているのか、4キャラの√のことのどっちを指してるのかは判断が難しいところですね。
静寂、ゆりかご、夢辺りの単語が時の狭間を指してる気がするので、僕は前者だと思います。
 
 
『夏の足跡を追いかけボクは思い出をこぼす
何が悲しいのかさえ忘れてしまうけれど
立ち止まれない』
 
 
1番と同じくBメロは弾むようなメロディです。
2番は時間を刻むというよりも自分の中身が抜け落ちていくような感じになりますね。
 
 

タイトルの意味(後半)

冒頭で述べた「寿命星」の解釈をこのあたりで。
寿命星とは、この星の輝きがなくなることが死の前兆とされるものでした。
うみちゃんが時間遡行を行う度に抜け落ちているものは「記憶」です。うみちゃんがあれこれ忘れてしまうというよりは、周りの人間がうみちゃんを認識できなくなる、
言い換えると、記憶というのはうみちゃんを存在させるため要素です。
 
このことから、寿命星(Alcor)は記憶を指していて、アルカテイルというタイトルの意味は「思い出の物語」といったところになると思います......たぶん。
 
 
2番の歌詞に戻ります。
 
 
『歩き続けることでしか残せないものがあるよ
あの日途切れてしまった言葉を繋ぎ止めたいだけ
風が涙をさらったとしても忘れないで欲しい
声が届かなくても 夏を刻む花火を
見た記憶を』
 
 
花火のシーン大好きです。
「あの日途切れてしまった言葉を繋ぎ止めたいだけ」
良いですね。
「おはようって言わせて......」と懇願するしろはのセリフがとても印象的です。
 
声が届かなくても自分を認識できなくなっても、あの花火を一緒に見た記憶だけはどうか忘れずにいて欲しい...…なんて綺麗な願いなんでしょうか。
 
 
『羽ばたいた数を数え空を舞う羽は
小さな勇気でいつも眩しさだけ求め続けていた』
 
 
眩しさだけは忘れなかったーー。
良いキャッチコピーですよね。
 
 

3番

ラストのサビを便宜上3番としておきます。
 
 
『歩き続ける事でしか届かないものがあるよ
今も温かな手のぬくもりを探し続けている
いくつもの優しさを繋いでも辿り着けないから
今も何度でもボクは夏の面影を
振り返るよ』
 
 
1番と3番の歌詞はほとんど同じですが、最後のフレーズが、
「夏の面影の中繰り返すよ」と
「夏の面影を 振り返るよ」で違います。
 
この差はかなり大きいですね。メロディも前者はすっきりしない音で終わるのに対し、後者は綺麗な音で終わります。
 
 
歌詞の書き方も意識してみたのですが、後者は振り返るよの前に一呼吸分の"間"があります。
1番は時間遡行をして、夏休みを再現なく続けている状態。
3番はもう終わった夏休みを振り返っている状態。
つまり、夏休みの最中か終わったあとかという違いです。
この"間"はこの違いを表現しているわけですね。
  
3番が綺麗な音形であるところにも「夏休みは終わるからこそ良い」が表れています。
 
 
さて、歌詞の意味についてなのですが、他の部分と同じくうみちゃんの視点だとは思うのですが、
 
Pocketでの、"時編みの力を発現させなかったしろは"の心情も同時に表してるのではないのかと思っています。
うみちゃん(七海)から"あったかもしれない夏の思い出"の記憶を貰っていますからね。
 
どちらの場合にしても、あの夏を振り返るのは自分だけ、それでも前に進む強さや切なさを感じます。
 
 

コーラス歌詞(耳コピ

サビのコーラス部分何て言ってるのかいまいちよく分からない問題が発生しています。
分かるよって方コメントで教えてくれるとありがたいです。
 
一応聞こえた範囲で書いていきます。
 
 
1番  空を見上げて   2人
2番  ずっと?    ○○の眩しさを
3番  夏の空を   1人
 
間奏  もう一度だけと僕は空を目指す
 
 
2番が全く分かりませんね。
「ずっと」も多分違うと思います。「と」だと思ってる部分は「た」に聞こえますし。
「眩しさを」の前は「それの」に聞こえなくはないですがそんな歌詞にはしないと思いますし、眩しさをがあってる確証もありません。
教えてえ○い人!
 
 

終わりに

アルカテイルは初めて曲紹介をしたいと思ったぐらい良い曲です。
 
カラオケによく行く僕はもちろんこの曲を入れるのです。専用の映像はないのですが、2パターンある何でもない映像の1つの冒頭がこれなんです。
 
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これ絶対知ってるやつが選んだだろ!!!
専用映像ないなりのせめてものこだわりを感じるよ!
 
 
 
さてさて、
この記事気に入ってくれた方は、是非サマポケの感想記事も読んでください。リンク置いておきます。
 
それでは~!