FGO 第2部2章「無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング」感想
今回はFGOの第2部2章の感想を簡単に書こうと思います。
1章の感想?そんなものはない。
北欧に位置する2つ目のロストベルト、その名をゲッテルデメルング。
その意味はドイツ語で「神々の○○」
ドイツ語詳しい人とか、神話知ってる人には伏字にする意味もなさそうですけども。僕は知らなかったので一応伏せておきます。
伏字といえば、年末の2部紹介で副題が伏字にされていました。
「消えぬ炎の○○○」
伏字にされるとやっぱり何が入るのか気になるわけですけど、
快男児なんて当たるか!
大号令とか魔剣士とか戦乙女とかそうゆうのだとおもうじゃんか。快男児当てるとか無理ゲ―じゃんか。僕の言葉選びのセンスは置いとけ!
さて、内容に移っていきます。ここからネタバレが始まるのでダメな人はUターンしてください。
今回(に限らず)考察的なことはしません。だって設定複雑なんだもの。その辺はその道のプロがばっちりやってくれてると思います。考察記事って面白いよね。憧れるけど憧れるだけ。
あと文章な流れが作れないことが判明したので良いと思ったところ、気になったところを羅列していきます。
以下、ネタバレ。
・北欧のロストベルト
北欧のロストベルトは神代が終わらず、唯一生き残った神によって3000年間統治されてきた世界です。この神は氷雪の女王とても君臨する、スカサハ=スカディ。
みんな大好きスカサハ師匠の霊基を持っており見た目は師匠。
可愛い。
北欧を埋め尽くす雪はすべてスカサハさんの魔力によって編まれたもの、シャドウボーダー一行の動向などはすっかりお見通し、大神オーディンより授かった原初のルーンを操るハイパー強キャラ。
全ての生き物に対して、愛そうか殺そうかを決めるとか言ってる割に全部を愛する慈愛に溢れたママ。
善性の神が支配するロストベルトはキリシュタリア様の期待もひとしお。オフェリアの気合も入ります。
今回でヴォーダイムの強キャラ具合にも磨きがかかりましたね。異星の神に選ばれていたのはヴォーダイムだけだったが、より良い可能性のために、壮絶な苦しみと引き換えに他のマスターもクリプターとして蘇生させる偉業。
おそらくだけど一番優れているのが自分だと理解していながらの行動なんだろうね。王としての在り方とオフェリアも言っていました。
なお5章担当。
そういえばクリプターって秘匿者って書くんだね。何を秘めているんだろう。
・イリヤ
女王様のお城に初めて突入して捕まった時、複合神性のシトナイことイリヤに会います。メルトやリップと同じハイ・サーヴァントです。
ぐだは一方的に縁を結ばれたことにより夢?に落とされてしまいます。
そこに現れる巌窟王の彼氏っぷりよ。夢の中でぐだのこと見守ってるんですかね、名前もしっかり覚えてました。
夢の中を進んでいくと門番が現れます。そう、ギリシャ神話の大英雄様です。
バーサーカーは最強なんだからぁ!
なにこれ尊い
こんなんずるいわ
ちなみにこのあとのお話でこんなのもありました。
女王様は、汎人類史ではシトナイを構成する1柱であるフレイヤのお義母さんにあたるという話の一節。
これって切嗣のことだよね......。これは結構つらい。
こうゆうのは他のシリーズやってる人の特権だよね。同時に不親切であるともいえるけども。オフェリアの魔眼、クラスは宝石って言われてもよくわからないもの。なんか強いのねーってくらい。空の教会やればわかるのかな。
2章の最後に出てきた、アトラス院の最後の生き残りのシオンもメルブラにいるらしいし、Fate以外の型月作品もプレイしないとね。
・シグルド
オフェリアが言っていた最強の騎士はシグルドでした。ジークフリートと同一視される人物とイメージしてたので、何こいつ強くねってなりました。いや、ジークフリートも強いのは分かってるんですけど、神話級ではないと思うんですよね。あとすまないさんのイメージ。
ただストーリー進めていくうちに、さっきまでの圧倒的な力関係どうしたよってなったのは私だけじゃないはず。ナポレオンの支援があったとしてもねぇ。
大橋でのシグルド最終戦、バトルでなんとかブリュンヒルデで止めを刺そうとしましたが、クラス相性が酷くて諦めました。せめてスターティングメンバ―じゃなければいいのに。
その後スルトの魂が分離しシグルド単品になるわけですが、ブリュンヒルデとの絡みがいいですね。真顔でかっこいいこと言うシグルドと照れるブリュンヒルデ、共闘する2騎の様子には思わずニッコリ。
・スルト復活
神話の登場人物惜しみなく使っていきますね。神話に疎い私ですがスルトには聞き覚えがあります。あとプリヤで見た。
北欧神話終焉をもたらしたスルトなんて出してしまって今後デフレしませんか大丈夫ですか?炎の剣とロンゴミニアドが並べられてたので1部のころから化け物だったわけではありますが。
北欧のロストベルトはラグナロクが正しい形で終わらなかったif。3000年前、スルトは滅びず、神々と相打ちとなるように封印され、異常に近い太陽としてロストベルトに残りました。今も残る炎は3000年前にスルトがもたらした災害だったのです。
そしてコフィンの中でスルトを視たオフェリアと縁を結んだ。
スルトにとってオフェリアは非常に大きな存在だったのでしょう。運命に抗うものの夢半ばで封印され、永きに渡り閉じ込められた末に初めて自分を認識したのが彼女だったわけですから。見放されたスルトはバトル中もオフェリアァァァとずっと叫んでいました。
スルト戦は普通に倒したなって印象があります。比較対象がティアマトの決戦なのでハードルが高いのは承知なんですけども。オーディンを含む神々を相手どってたわりにはいささか普通に倒してしまった感じがします。
空想樹取り込んでなかったらあんなもんかなって思いますが、宝具の真名解放でそこまで弱りますかね......。もしくは大令呪のブーストを受けたグラムが異様に強かったとか?
大令呪も拍子抜けな効果でした。命懸けたわりに令呪の延長やんけ。隠された力に期待しましょう。シリウスライトって読みはカッコよくて好き。
・ナポレオンもかっこよかった。
正直後半までは魅力感じませんでしたね。貫き、砕いて、押し通る!はバトル用のボイスにありますけど、テキストにされてもかっこよくないですね。
しかし副題になってるからにはと思っていたら最後はやってくれました。
画像は連続したものではないけどご容赦ください。
ここはいいシーンでしたね。スルトの炎の剣を防ぐところです。
秘策が自爆とは思わなかったけどね……。
そしてやっぱりオフェリアを救うのはいいですね。
ナポレオンはその観察眼で初対面のオフェリアが持つ不安や怖れを感じ取っていました。そんな女を笑わせてやりたいというナポレオンは最後に、スルトの呪詛を外すという形でオフェリアの肩を押すことに成功しました。
自分から踏み出すことのできずにいた「日曜日」から前に進んだオフェリアは、最後のマシュとの会話で素直であったように感じました。
「ずっと、友達になりたかったの」
はとうとう言えませんでしたけどね。そんな世界がどこかにあってほしいものです。
・女王の矜持
スルトを倒したあとはスカサハ=スカディとの戦いが避けられません。どうあってもロストベルトを滅ぼすものと守るものですからね。
ここが今回の章の一番良いシーンだと思うので怒涛のスクショを貼っていきます。
第2部はロストベルトを犠牲にして汎人類史を救うというところに非常に重点が置かれています。今までは善行として世界を救ってきたぐだとマシュが、自らの正義を以ってロストベルトの正義を超えていかなければなりません。
その行為に対する葛藤と責任が第2部の一大テーマとなるわけですが、2章は1章よりもそれが重かったように思います。見て見ぬ振りをしてロストベルトの正義を踏みにじることは絶対にしないというのがぐだとマシュがとる1つの責任のようですね。
これがスカサハ=スカディの最後のシーンとなります。余力もなしに、死のルーンも使わずに戦った後のシーンです。
ぐだ達の冒険を、綱渡りのような旅をくぐり抜けていることを恐ろしいと女王は言いました。また、それが縁の成せるものなのだと。そんな彼らだからこそ女王は負けることを選んだのかもしれません。
・ゲルダ
記念礼装はゲルダでしたね。
自分の運命を信じて疑わなかった少女。そんな少女がぽつりと夢見た、ありえない憧憬が幸せなものであるといいですね。
ロストベルトの消失も、温かな風が彼女の弾んだ心を祝福するような、そんな終わり方でした。
そして株をあげる新所長。
今回とことんいい人を貫いてましたね。
・気になったこと
カイニスのセリフ 『愛玩』のケモノ
コヤンスカヤさんはもうビースト確定ですね。
カルデアの者
両方のロストベルトに出現、ぼろぼろの服、舌打ち、高位の魔術
OPに映ってるロマ二っぽい人かな。
舌打ちのイメージがないからゲーティアさんかも?
フォウが元気
イリヤによくなついてましたね、ナポレオンにもある程度。
力は失ったはずなのに言葉は理解してるし索敵もばっちり。本能って言い切るのは無理がある気がします。
とりあえずぴょこぴょこする効果音がうるさいです(笑)
ホームズの混ざりもの発言
ルーラーといい怪しいところ
以上で終わりです。総評としてはとても楽しめて良かったです。バトル難易度は物足りないけどね。
3章の感想も書いたので読んでくれると嬉しいです。
冗長になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは。