さかつくの雑記

感想記事は途中からネタバレ入ります

娯楽にコスパを求めると

暇ってそんな良いものでもないと思う人、さかつくです。

 

 

今回の記事はコスパに囚われた悲しい男の話です。

大した話ではなくて、

・時間がある

・お金がない

・アルバイトをする気もない

こんな男子大学生の過ごし方を書いていきます。

 

授業は?と疑問を持たれる方もいるかもしれません。

僕は4年生で卒業に必要な単位を既に取ってしまいました(推定)

余分に授業を受けることも可能ですが、授業中はFGOの周回が捗ると思っている僕には無縁なお話。

就活も無事終了し、サークルも大した頻度ではないので、今はニート生活をしています。

 

就職は4月から。この有り余る時間をどうしてくれよう。

とりあえずカラオケに行きます。

僕はカラオケ人間なので、昼間のフリータイムに開始凸して最後まで居座ります。嫌な客ですね。注文もしません。金にならない客ですね。

ともあれ、店によりますが平均して8時間ぐらいはカラオケにいます。

現状の頻度は週3、4程度です。

 

 

やっとコスパの話になるのですが、昼のフリータイムの値段は1000円で収まる程度です。

8時間遊んで1000円。異常なまでの安さ。

カラオケ機器があり、ドリンクバーがあり、空調も効いていて、人目に触れない。

これが1時間あたり120円しないという驚きです。

サイゼリアにミラノ風ドリアとドリンクバーで居座り続ける彼らでも中々このコスパは出せないでしょう。

 

さて、日常的に取り得る選択肢にコスパ大王が君臨しているのが現状です。

こうなると困ることが起こります。

それは、他の娯楽とコスパの比較してしまうことです。

友人と遊んでるときは大体何しても同程度楽しい(大嘘)ので、時間と値段で比較をします。

 

たとえば、この間ボーリングに行ったら4ゲーム(90分程度)で2500円強しました。ボーリングにしても高いとは思いますが、1時間に換算すると1650円程度です。なんと10倍以上。

こうも値段差が出てくると、選択肢にカラオケとボーリングがあった場合ボーリングの出る幕がなくなります。

これならまだ良いのですが、ボーリングに行こうと言われたときに、カラオケに行きたいという気持ちを抱えたままボーリングに行くことになります。結果として、高い金を支払ったのに楽しめないという悲しみを一身に受けることになります。

 

飲みに誘われても然り。飲み会は運が悪いと1日で諭吉が吹っ飛ぶ魔の行事。カラオケなら10日間過ごせます。

 

こんなことを考えていると必然的に付き合いが悪くなります。

 

 

だったらずっとカラオケに行ってろ!と思われるかもしれません。

カラオケは楽しんでいるので実際問題はありません……でした。

 

問題がなかったらこんな記事は書いていません。

カラオケ最強神話にとうとう亀裂が走ったのです。

 

というのも歌う曲が無くなってしまったのです。正確に言うと歌いたい曲が無くなってしまいました。

1日8時間カラオケ。間髪入れずに歌うなら、1曲を4.5分とすると106曲強。

2人で行っているので1人50曲ぐらいを1日で歌うことになります。

この50曲という数字はどう映るのでしょうか。僕はそんなものかと思いました。

しかし塵も積ればとはこのことで、月に700、800曲と言われると重さが変わります。

 

繰り返し歌う曲もあるでしょう。その分飽きるのも早くなります。

新しく曲を覚えます。焼け石に水です。

 

こうして歌いたい曲が無くなってきたのです。

なので歌いにカラオケに行くのではなく、カラオケに行ったから歌うという図式が完成しました。

 

とはいえ、カラオケは楽しいです。ただ楽しさの度合いが以前ほど大きくないのは事実。

しかしカラオケ生活の中で、カラオケ=コスパ大王の図式が刷り込まれているため、コスパの比較は止まりません。たった今コスパの呪いと名付けました。

 

比較の獣の存在が示す通り、比較とは人類悪なのであります。

 

 

このコスパの呪いを打ち破るのは実は簡単です。

そもそもお金がないからこんなことになっているのですから、バイトをすれば良い。

暇な時間が減るので、カラオケの頻度も減ります。同時に曲飽きる問題も軽減されます。

これはバイトをするしかねぇな!(するとは言ってない)